「じぶんで限界を決めるな!」
というアドバイスを受けたご経験のあるかたはいらっしゃいますでしょうか。
僕は高校生の頃によく部活の先輩や先生が言っていたのを覚えています。
あれから10数年経ちましたが・・・僕はいま、「ちゃんとじぶんで限界を決めたい」派となっています。
発声障害、フォーカルジストニアを克服するまでのトレーニングにおいても、この考え方にはずいぶん救われてきた実感がありました。
僕が考える、限界を決めることによって生まれるメリットはこんな感じです↓
- 心身に支障をきたす前に自分を休めることができる
- 適切な目標設定がしやすくなる
- 自信をつけるために欠かせない「達成感」を得やすくなる。
- 他人へのアドバイスが適切になる
- 一生通用する
限界を決められるひとというのは、まず
今のじぶんに何が出来て、何が足りていないのかがハッキリわかっていると言えます。
「これ以上やったらじぶんのキャパがオーバーする」というボーダーラインを持っているので
心身が壊れる前に回避することができます。
また、自分にできるぎりぎりのラインをちょっと超えたところにあるものを目標にすることは
じぶんにとって乗り越えたときに、いちばん達成感が得やすい目標を設定できるとも言えます。
これは大きなメリットだと思います。
また自分の限界を冷静に客観視できる人は
他の人に対してもおなじような目線を持つことができます。
そしてそういった”目線”は一生保ち続けることができると信じています。
「限界を決めない」やりかたは、無尽蔵のバイタリティを持つ方でなければなかなか持続しません…
冒頭のアドバイスはほかの意図があって言っている可能性もありますが…う~む、僕にはよくわかりませんでした。残念です。
たぶん僕は
ちゃんとブレーキがついている車だからこそ、アクセルを踏みたいと思える人間なのでしょうね。
発声障害やフォーカルジストニアに日々向き合っている皆様も、
トレーニングに息切れを感じるまえに、ちょっと「じぶんの限界を決める」時間を設けてみてはいかがでしょうか。
ボイスケアサポーター 田中眞
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