必死で声を出そうとしていると、知らず知らずのうちに肩が上がってしまうことがあります。
のど周りの筋肉に頼りすぎない発声を実現させるためには
肩の力が程よく脱力できていると、良い効果が期待できます。
逆に、息を吸うとき
肩が上がってしまうほどの緊張が胸上あたりに集中しているとちょっと勿体ない。
だけれども、分かっていてもなかなか厄介なクセは抜けないもので、
いくらストレッチをしてもマッサージをしても肩が上がってしまう場合があります。
ここで注意していただきたいのが…
肩を上げないために、力を込めて肩を下げることはしない方が良いということです。
めざしたいのは、あくまで首周りの緊張をなるべく避けることであり
肩が上がらないことはそのオマケと考えていただいて良いと思います。
肩が”上がらないこと”が良いのではなく、”上げる必要がない”がベスト。
と言い換えた方がわかりやすいかもしれません・・・
ふたつの言葉は似ているようですが、感覚や結果はだいぶ異なります。
さらに言葉を言い換えると
“脱力を意識する”か、”意識することすらしない”か
肩に向く意識があるか、ないかと言えるのではないでしょうか。
ちなみに僕の場合は、
余計な力みを感じる部位があれば脱力を意識することよりも、その部位をいかにして意識しないかを考えた方が効果的でした。
それを実践するにあたっては
お目当てとは別の部位を新たに意識すると、そっちに気が散るのでうまく意識を分散させることができます。
呼吸=肺の動きに意識を向けるとか
目線を一定に維持することに意識を向けるとか…
肩の力を抜きたい!と思ったら
思い切って、あえて別の部位に意識を向けてみてはいかがでしょうか?
ボイスケアサポーター 田中眞
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