こんにちは。ボイスケアサポーターをしています田中眞です。
音楽家など特定の職業に就く人のスキルを著しく低下させてしまう、フォーカルジストニアという病。
未だ多くの謎を持つ病気ですが、僕は自身の体験を通して
フォーカルジストニアを改善させるためにはどうしたら良いのか
フォーカルジストニアを予防するためにはどうしたら良いのか
ということを日々考えています。
ですが!今回は思い切って!思考を180度変え
フォーカルジストニアを発症するためにはどうしたら良いか
を考えていきたいと思います。
これからフォーカルジストニア発症を目指したいという方の参考となれば幸いです。
発症のコツ①:練習は質じゃない!量だ!
日々の練習に、考えることなどありません。アレコレ悩んでいる暇があるのなら、1回でも多く練習するべきです。
プロとして活躍している人は、もともとの才能に加え常人の何倍も練習しています。
「自分には才能がないから…」
と落ち込んでいたら、プロどころか凡人以下の結果で終わってしまいますよ?
上手くいこうがいくまいが、とにかくがむしゃらに練習してください。
最低でも1日5時間以上の練習時間は必ず守るようにしてください。良いパフォーマンスとは何かを語るのは、5時間以上の練習が習慣化してからにするべきです。
発症のコツ②:失敗を許すな。完璧を目指せ!
1回1回の練習で必ず録音をとり、譜面や原稿と照らし合わせながら
間違ったところ、納得いかないところを全て書き出してください。
細かな音程ミスや音質の悪さなども、絶対に見逃してはなりません。気になったところはそこだけを抽出し、完璧にできるようになるまで何度も繰り返し練習しましょう!
人に認められるようなパフォーマーになるには、そういった細かなミスを徹底的に修正していくところから始まります。
美は細部に宿る、とはよく言ったものです。
失敗を許さないでください。必ず完璧に出来るまでにスキルを磨き上げましょう。
発症のコツ③:講師に逆らうな!
まさかとは思いますが、みなさんは師事している講師に向かって自分の意見などを口にしていませんよね?
講師の存在は絶対です。
自分よりも能力もキャリアもある人間からのアドバイスに自分の意見を挟むなど言語道断です。
いかに自分の調子が悪かろうと、感覚に合わない指導を受けようと
講師が「良い」と思ったものは素直に受け止める心が大切です。それがプロへの道です。
自分のパフォーマンスは、自分で確認するには限界があります。
そんな時は、一番近くでみていらっしゃる講師の存在にすべてを委ねましょう。
発症のコツ④:他人の演奏をとことん真似しよう!
みなさんには憧れの演奏というものはありますか?
もしないのなら、あらゆる音源や映像を見まくりましょう。
好みのパフォーマンスが見つかったら、その奏法をひたすらマネをしていきましょう!たとえ技術的に難しくても、何度も何度も真似をしていくうちに段々と形になっていきます。
ですが、形になったところで満足してはいけません。その人のパフォーマンスを完璧にコピーできるようになるまで繰り返し練習しましょう。
多少の無茶は気にしなくても大丈夫!その辺は気合いでカバーすることが出来ます。
「好き」や「憧れ」という気持ちは何よりも大事なものですから、それを動力源にして頑張りましょう!
発症のコツ⑤:すべての時間を芸事に捧げよう!
練習やレッスンの時間が終わって、ホッと一息ついてしまっていませんか?
そんなことでは良いパフォーマーにはなれません!本当の意味でプロを目指すのならば、24時間365日芸事について考えを巡らせましょう。
夜、寝る前に1日の反省会を行っていますか?
今日の演奏は本当に完璧なものでしたか?
5時間以上きちんと練習していましたか?
良いパフォーマンスが出来ない自分を甘やかしていませんか?
ひととおり思い返してみて、深夜にもう一度練習をしようという気になった方はとても良い心がけです。
これまで挙げた①~④を念頭に、今日一日の最後の追い込みをかけましょう!
最後に
本当に申し訳ございませんでした。
…と、のたまった後でまたコワいことを言うのですが
フォーカルジストニアを改善あるいは予防させていくためには、単にここに挙げてきたようなことを避けたり反対のことをおこなったりしていけば良いのか、というと
どうも僕はそうではない気がしています。
具体的な根拠があるわけでもなく、あくまで直感どまりなのですが…
対フォーカルジストニアの「核」を早く見つけられるよう、これからも勉強を続けていきます。
それでは。
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