発声障害を克服するまでの道のりは、決して楽ではないと思います。
楽ではない、と言える理由の一つとして
克服までプロセスが単純な右肩上がりな構造をしていない点が挙げられます。
医療行為を受けるにしろ、ボイストレーニングを受けるにしろ
「少し良くなった」「またちょっと不調になったかも…」を繰り返す
2歩進んで1歩さがるという過程をご経験される方が多いのではないでしょうか。
基本的にはじりじりとした「じぶんの声との読み合い」が展開される発声障害リハビリ。
ところが不思議なことに、ヒトにはここを注意(意識)すれば劇的に調子が良くなるという
リハビリの”クリティカルポイント”のようなものが存在します。
身体の部位なのか心構えなのか、人によって様々ですが
そのポイントさえつかんでしまえば、かなりの改善が期待できるというものが必ずあります。
目線を定めたら声が劇的に良くなったなど、ときには
一見しただけでは声と関係なさそうな部位が引き金となる場合もあるのが面白いですね。
クリティカルポイントを意識的に探すとなったときは、思いがけない場所から探るのも有効かもしれません。
ちなみに僕の場合は「奥歯のかみ合わせ」でした。
なぜそこがクリティカルポイントとなったのか、はっきりとした原因は分かっていません。
(噛み合わせと発声って何かしら関係していると思っているのですが…)
どうすればより早くクリティカルポイントを探り当てられるのか
研究を続けていきますね。
ボイスケアサポーター 田中眞
\ オンラインにて体験レッスン受付中 /
コメント