こんにちは。ボイスケアサポーターをしています田中眞です。
身体がすごく強張ってしまって声が上手く出せない・・・
無駄な力みをなくしてスッと声を出したいけど、どうすればいいのだろう?
そんな時に役立つ「脱力」のアイディアを3つ紹介したいと思います。
「必要な力み」と「無駄な力み」を見極めよう!
脱力のアイディアを書く前に今一度確認しておきたいのが、「その力みは本当に取って良いものなのか?」ということです。
理想的なフォームを構築する上では、適切な身体の使い方が重要になります。
そのためには横隔膜や腹筋群、背筋、軟口蓋などがしっかりと収縮していることが重要ですが、
もし今から脱力する部位がそういったフォームを構築する上で活躍してもらわないといけない部位だった場合は要注意です。
脱力トレーニングに臨む前に
発声するうえで「必要な力み」なのか「やっぱりムダな力み」なのか、しっかりと把握しておきましょう!
実践!脱力アイディア3選+α
それでは準備が整ったところで実践編に移っていきます。
簡単なようでいて実はなかなか難しい脱力テクニック。
これから挙げるアイディアを参考に、ぜひ不必要な力みをどんどん切り離せる身体を手に入れていってくださいね。
① 「脱力する」だけの瞬間をつくる
僕たちにとって声を出す瞬間というのは、様々なことを考えてしまいます。
いま、しっかり息が吸えたかな?
背中は丸まっていないかな?
一音目、詰まらないでほしいなぁ・・・
このような中で、脱力を意識しても中途半端なものになってしまいがちです。
脱力するときは思い切って「今は身体の力を抜く瞬間!」と自分の中で決め、脱力することだけに集中すると良いと思います。
脱力を終えたら、そこから落ち着いて次の行動に移してみましょう。
息を吸う→姿勢を整える→脱力!→息を吐く(声を出す)
というように、発声する上でのタスクを段階で区切ると
「今は何に集中するべきか」という整理がつくのでいつもより脱力しやすくなると思いますよ!
② 「脱力する」意識をやめてみる
ちゃんと脱力しなきゃ!力を抜かなきゃ!
という意識をもっているとき、逆に身体が強張ってしまった経験はありませんか?
(僕はしょっちゅうあります。苦笑)
素直というかあまのじゃくというか・・・人間には、どうも意識した内容に関わらず注意を向けた部位が緊張してしまう性質があるようです。
そんな時は別の部位に意識を向けることで解決するかもしれません。
本当は喉周りの筋肉を脱力したいけど、あえて横隔膜に意識を集中させることで脳の意識配分を喉から引きはがす・・・など
③ 周辺の部位を脱力させる
とある野球選手の方が、「肩の力を抜きたかったら膝の力を抜かなければならない。」という発言をしたのを聴いたことがあります。
真打(しんうち)は別にある…といったところでしょうか。これは発声においても当てはまると思います。
喉をはじめとする身体の緊張の原因は、意外な部位の緊張から来ている可能性があります。
僕の経験上
- 舌
- 肩
- 首
- 足の指
- 腹筋(腹直筋)
などの部位は喉周りの緊張を誘発していることが多かったです。
真打である喉の脱力を達成させるために、あえてこれらの部位の力を抜くことが有効となる場合があります。
なお、腹筋は呼吸をするうえでしっかり収縮させなければならない筋肉でもありますので、
脱力のし過ぎにはくれぐれもご注意ください!
+α 「一気に脱力トレーニング」をする
Twitterを通じて、新たなアイディアをご提供いただけました。
声を出す前に
全身に力を込めてから一気に脱力することで身体全体の力みを取り除くトレーニング法になります。
実践をしてまいりましたが、僕は
顔→首→肩→胸→腕→手→お腹→太もも→脚→足の先
という順番で力を込めていくとより効果を実感できました!
まず顔に力を込め、力んだままキープ。5秒間キープしたら次は首・・・
というように力ませる範囲を徐々に広げていき、最終的に全身に力を込めて息を吸い(この時は10秒キープしました)、一気に開放。
終わった後は身体がスッキリして気持ちがよかったです!
リラックス効果も高いので、寝る前に一度行ってみても入眠の助けとなりそうですね。
最後に
いかがでしたでしょうか。
ひとことに「脱力する」といっても、そのための方法は様々です。
発声障害やフォーカルジストニアにとって力みは間違いなく大きな障壁となりますから、この記事を読んで脱力のコツをつかんで頂けたら嬉しいです。
それでは。
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