発声障害は
声を出すための器官(主に声帯)に何らかの異常が出来たことによって声が出しづらくなったり
声質が悪くなってしまった状態のことを指します。
声帯ポリープや結節など、目に見える原因があることによる発声の異常や
発声に関わる神経(反回神経)が麻痺して声が出しづらくなったり
ストレスによって声が出せなくなってしまった状態もまた、発声障害に含まれるようです。
広い意味での発声障害は原因や治療法も様々となりますが
当HPにおける「発声障害」「声の不調」とは主に
- 機能性発声障害 (きのうせい はっせいしょうがい)
- 過緊張性発声障害(かきんちょうせいはっせいしょうがい)
- 痙攣性発声障害(けいれんせいはせいしょうがい)
のことを指しています。
発症すると、声帯には何の異常がないにもかかわらず声が掠れたり詰まったり、震えたり裏返ったりしてしまいます。
20代~40代の女性に発症者が多いとされていますが、それ以外の年代や男性でも発症することもあります。
原因は声の使いすぎやストレス、別の病気を治療した後遺症など人によって様々です。
代表的な治療法には
首に注射を刺して筋肉を弛緩させるボツリヌス療法や、甲状軟骨にチタンブリッヂを埋め込む外科手術などが挙げられますが
ボイストレーニング(音声治療)もまた症状改善の効果が期待できるとされています。
日によって調子はことなれど
基本的には安静時でも声が出づらかったりしてしまうため、日常生活を送るうえで非常に大きなストレスを感じる方も多くいらっしゃいます。
ボイスケアサポートPapagenoでは、発声障害克服に向けたトレーニングは勿論
日常における発声障害とうまく付き合っていくためのちょっとしたアイディアもブログに纏めています。
ご自身の日常を少しでも明るいものにできたらと思いますので、よかったら見ていってくださいね。
2020年9月 機能性発声障害経験者 兼ボイスケアサポート Papageno 代表
田中眞