声の不調を何とか改善させようと、
我々は身体のいろんな部位の力を抜いたり入れたりしてみます。
その理由は、声を安定させるためには
心理的な要因もさることながら、どの筋肉を収縮させるかという
身体=『力みの取捨選択』が大きなカギを握ると感じているからではないでしょうか。
身体のどこに意識を割き、その部位の力を入れるのか、または抜くのか。
その調整に血道をあげている最中、僕はどうしても風車(かざぐるま)を思い浮かべてしまいます。
風を受けて回っている風車は、しぜんと安定した回転を保ち続けているものです。
それをガシッと止めて、わざわざ手で必死にクルクルさせようとすると、なんだか動きがぎこちなくなり、なかなか安定した形を再現するのが難しくなります。
そうした時
声のリハビリにも、同じことが言えるのではないかと思うのです。
つまり「ちゃんと声を出そう」と思い、身体のあちこちを力ませたり脱力したりしているけれど
多分そんなことしなくても、息さえ安定して流せば声帯は勝手にいい塩梅で閉じてくれる。
もちろん、それが再現できないから大変な思いをしているわけなのですが💦
めざしたいのは、力んだ声でも力が抜けた声でもなく
スィーーーーーっと風車がまわる…あの「自然さ」だよなぁとつくづく思うのです。
ボイスケアサポーター 田中眞
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