問題を多角的にとらえ、発声障害リハビリの幅を広げる

今日の "Bis!!"

発声障害をはじめとする声の不調をお抱えの方には

「うまく息を吐くことができない」

という具体的なお悩みを持つ方がいらっしゃいます。

十分に息を吐ききれていないから、次に吸う息の量で帳尻を合わせなければならず

その繰り返しをしていくうちに身体も脳も疲れ切ってしまうのかもしれません。

「息」というのは、声を生み出すためのエネルギー源です。

エネルギーが声帯というエンジンに十分供給されていなければうまく稼働するはずがありません。

その悩みを解決するための方法として、「息を多く吐き続ける」が選択されることも多いです。

僕自身も、まずはそうしていました。吐ききれていないのなら吐ききるまで息を流してやろうではないか、と。

ですが「うまく息をはけない」という悩みに対し、「息を多く吐くこと」だけが解ではないとも感じます。

そもそもなぜうまく息を吐けないと感じるか、考えてみます。

  1. 吐く息の量が少ない
  2. 吐く息の量は十分だが、それに対応する内咽頭筋が弱い
  3. 息の量も声帯の張力も十分だが、仮声帯や舌骨上筋群の緊張が強すぎる

このようにいくつか挙げてみた原因のなかには、

「息を多く吐くこと」では必ずしも改善に結びつかないものもありそうです。

今回は息がうまく吐けないという課題を採りましたが

おなじようなお悩みは発声障害の中にいくつもあると思います。

ぜひ、ご自身のお悩みを多角的にとらえる習慣を身に着け

リハビリにご活用いただければ幸いです。

ボイスケアサポーター 田中眞

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