こんにちは。ボイスケアサポーターをしています田中眞です。
しまった・・・今日は声の調子が悪い。でも今日は大事な打ち合わせがあるから休めない・・・
どんな方にも訪れる不調の日。
いくらストレッチをしても腹式呼吸を意識しても状態が改善しない時…一体どうすればよいのでしょうか。
そんな時に僕が意識していることをご紹介したいと思います。
不調時にしないと決めていること
まず声を出してみて今日はどうも不調だと認めざるを得ない時、僕はなるべく
①無理に声を出そうとしないこと
②声の出ない自分を責めないこと
以上のことを意識して過ごすようにしています。
①は身体に余計な負担をかけることで、脳に悪い習慣がついてしまうことを防ぐため。
②は単純にモチベーションが下がって翌日以降のリハビリに支障がでることを避けるためです。
声がどうしてもでない時は・・
さて、今日は声の調子が悪いということがわかってしまいました。
にもかかわらず仕事に行かなければなりません。憂鬱ですね。仕事などなくなってほしいくらいだ。
発声障害を抱えつつ接客業に従事していた僕が実践していた方法を以下に紹介します。
➀声が出にくいことをあらかじめ伝える
上に挙げたことを守るために、
なるべく無理に声を出さなければならないような環境を減らしていくことをまず心がけます。
周りの方に打ち明けられるようであれば、あらかじめ声が出にくいことを周知してもらってください。
声だしが必要な業務は他のかたにお願いし、その代わり他の業務を請け負うなど
適宜作業の分担をおこなうことで、心身の負担もある程度軽減させることができます。
周知するときのちょっとしたコツとして
「相手にどんなことをしてほしいか。代わりに自分がいま何ができるかを簡潔に伝える」というのがあります。
病気のことを説明されるより、具体的にどう動きたいかを言ってもらった方がわかりやすいようです。
➁筆談用のメモを持つ
会話以外のコミュニケーション方法を用意します。
リモートワークの普及が広がっている今(2020年8月)でしたら、Web会議サービス内のチャットモードを使ってもよいかもしれません。
僕は、どうしても声が出ない日の仕事中
いざという時のためにメモ帳をポケットに入れておくことで、少し安心できたことがありました。
➂喉以外の部位に注意を向ける
声が出ないときはどうしても意識が喉周りに集中してしまいますが
そんな時だからこそあえて別の部位に着目しています。
首が前に出ていたり、肩が上がっていたりしていないか…etc
仮に姿勢を正したりすることで症状が軽減できれば儲けものですし、喉から意識をはなして余計な力みを減らす意味でも心がけています。
④感覚トリックをつかう
「感覚トリック」というのは
症状が起きている部位に手などで直接触れると、一時的な症状緩和が起こることを言います。
首を左右に倒してみて、少し痛む=張っている方の首を手で優しく触れながら話してみると少しだけ声が出しやすくなるかもしれません。
あくまで脳を一時的に騙すものなので、長時間あるいは多用は禁物です。
⑤一日の終わりに自分をほめる
声が出づらい中、それでも頑張って一日乗り切るというのは本当にすごいことだと思います。
明日の不安よりもまずは、今日乗り切ったことを喜びましょう。
美味しいものを食べるも良し、お気に入りのドラマを見るも良しだと思います。
本当にお疲れさまでした!
最後に
いかがでしたでしょうか。
普段僕が行っているボイトレでは「声を出す時にいかに頑張らないか」を肝として説明していますが、
どうしても頑張らなければならない時がくるのが不調というものです。
僕もたまーに来る不調に悩まされたりしていますが、そんな時は上にご紹介したようなことを意識しながら何とか乗り切っています。
少しでも皆様のお役に立てたら嬉しいです。
それでは。
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コメント
コメント一覧 (3件)
お世話になります。私は、ギターを弾くのですが、小指に痛みを伴います。感覚トリックですね。参考になります、ありがとうございます。楽観主義でいきます。
>山本伸二 さま
コメントありがとうございます。ギターの場合、症状が出る法の手にグローブを付けたり包帯を巻いたりしても感覚トリックの効果が得られるようです。
一度、お試しください。そうですね、楽観主義でいきやしょう!笑
田中様
ありがとうございます。さっきから感覚トリックを試してみて、指を撫でたりしてからギターを弾いてみたら、痛みもなく調子がいいんです。気楽に頑張りましょう。