発声障害のボイトレがつまらない!モチベーションを保つ為のすゝめ

発声障害のボイトレがつまらない!モチベーションを保つ為のすゝめ

こんにちは。ボイスケアサポーターをしています田中眞です。

発声障害をボイトレで改善しよう!とはいうものの、その道はなかなか難しいと感じる方もいます。

「難しい」と感じる大きな理由に

「呼吸法や姿勢についてなどの基礎練習がちょっとつまらない」

というものがあります。

大事なのはわかっているけど、やっぱり退屈なものは退屈・・・

今回は発声障害をボイトレで改善していく上で、日々のトレーニングをちょっとでも楽しくするためのコツを書いていきたいと思います。

もくじ

基礎練習はなぜつまらない?

そもそもなぜ発声障害のボイトレをつまらないと感じるのでしょうか?

個人によって理由は様々ですが、以下が代表的なものになるかと思います。

  1. 発声という不可視なものの仕組みを説明される時の、あの感覚的な説明が分かりづらい。
  2. おこなう意味が分からず、トレーニング自体が単調な繰り返しに感じ飽きてしまう。
  3. 基礎を固めているはずなのに、不調に陥ると「積み上げている」実感が湧きづらい。

次の章からはそれぞれの理由をもう少し掘り下げるとともに、対処法を書いていきたいと思います。

1.ボイトレにありがちな、感覚的な説明が分かりづらい。

「天井から糸で吊り下げられているように」

「おなかを膨らませて」

「声をまるくに響かせるように」

など、ボイトレでは様々な指導表現がなされます。

他の楽器にも言えることでもありますが、発声には目ではなかなか直接確認することが出来ない部位を多く使います。

ゆえに、その指導を受ける時には感覚的な表現に頼らざるを得ない場面が出てきます。

個人的には、腑に落ちるようであればどれほど感覚的な表現があっても構わないと思いますが、それがハマらなかった時はなかなか大変です。

対処法として

感覚的な言葉のその後を想像してみると良いと思います。

「天井から糸で吊り下げられているように」の後には「姿勢を整える」

「おなかを膨らませて」の後には「息の量をコントロールする」

などのように、あらゆる指示の後には具体的な目的が来るはずです。

極端な話、その目的さえ達成されるのであればどのような方法を用いても構わないと言えます。

どうにも感覚的に合わない言葉と相対した時は、その後に来る目的を想像し腑に落ちる言葉に変換してみましょう。

2.トレーニング自体が単調な繰り返しに感じ飽きてしまう。

「これ、何の意味があるんだろう・・・」と思いながら取り組む練習はやはり苦しいものです。

前述したような感覚的なテクニックを何とかつかもうと頑張っても、

その意味が分からずがむしゃらに取り組んでいると練習が単調な繰り返しに感じてしまいます。

モチベーションが低下している時は、成果よりも練習にかけた時間を重視するようになってしまうので、フォームを整える意味でもあまり効率的ではありません。

対処法として

一度練習をやめ、まず自分のニーズに則した小さな目標を決めて集中的におこなうことをオススメします。

たとえば、電話を取るときの第一声が詰まって困るという方は

「今日は電話対応している姿勢の時でも声が楽に出せるポジションを見つけよう」

という目標を立ててみます。そして

一番声が楽に出せる姿勢から段々と電話をしている姿勢に近づけていき、どこで自分の声に変化が出るかを探っていきます。

「ここで声の出しやすさが変わる」というポイントが分かったら、今日の目標は達成できたと言っていいと思います。

呼吸筋トレーニングにしても舌根を緩めるにしても、その2つの身体感覚を近づけていくためにするもの。

単調な繰り返しに見える練習に、そうした「意味」を与えられると日々のトレーニングが少し楽しくなります

3.不調に陥ると「積み上げている」実感が湧きづらい。

他の記事でも同じような説明をしましたが、発声障害をボイトレによって克服する上で厄介なのが

「克服までのプロセスが単純な階段構造ではない」という点です。

せっかく基礎練習を頑張って継続したのに、いきなり不調・・・などという事もあります。

そうなってしまうと基礎を積みかさねている実感が湧かず、モチベーションが維持しにくくなってしまいます。

対処法として

ちょっと身もふたもないかもしれませんが、突然の不調については、どこか「そういうものだ」と受け入れられる姿勢を心がけることが一番重要かもしれません。

加えるならば、不調の時は無理して声を出すよりも身体の状態をよく観察することを重視すると良いでしょう。

なぜ声が出しにくいと感じるか?

身体的な要因か精神的な要因か・・・

自分が気づいていないだけで、身体のどこかに局所的な緊張している場所があるのか・・・

など。

声を上手く出せない時だからこそ、じぶんと向き合う時間にあててみてはいかがでしょうか。

最後に

いかがでしたでしょうか。

基礎練習やトレーニング全般をつい退屈に感じてしまうことはよくあります。

勿体ないのは退屈だと思うこと自体ではなく、モチベーションが上がらないのに無理やりトレー二ングをしてしまう事だと思います。

自分はなぜ退屈だ、つまらないと感じるのか・・・。

日々のトレーニングに疑問を感じたときは、この記事を思い出しながらちょっとだけ考えてみてくだされば幸いです。

それでは。

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