フォーカルジストニア改善!良いフォームを探るための3つのヒント

フォーカルジストニア

こんにちは。ボイスケアサポーターをしています田中眞です。

フォーカルジストニアを改善させていくうえで、僕が大切だと考えている

良いフォームの構築。

より効率よくベストフォームを見つけていくためには、どのようなことを意識すればよいのでしょうか。

僕自身の経験をもとに、3つのヒントを書き出してみました。

良い姿勢を作ることは、フォームの最終目標ではない。

以前にもお伝えした内容にもなりますが、僕は今のところ

良いフォームとは無駄な力みのない、姿勢や体勢に関わらず伸びやかなパフォーマンスが出来る身体の状態だと考えています。

そのため、良い姿勢=良いフォームとは限らない。とも思っています。

オペラやミュージカルなどで舞台上を動き回りながらでも歌手が素晴らしい歌声を出せるのは

背筋を伸ばしたり胸を張ったりする、いわゆる「良い姿勢」と呼ばれるものを固持しなくても自分の声と身体を支えるフォームが身についているからです。

自分の身体に余計な負担をかけないという意味では良い姿勢を保つことはとても大事!

ですが良い姿勢を保ち続けることが、フォームの最終目標ではないと考えて頂いてよいと思います。

良いフォーム作りとは

「姿勢」という概念に自らをしばりつけるものではなく、むしろそこからの解放をめざすことに大きな意味があります。

自分が思っているよりも、ずっと自由度の高いものと言えるのではないでしょうか。

しかし、いくら自由とは言ってもフォームを整える、作り上げるとのたまっている以上何かしらの「芯」のようなものはあるはずです。

どんなに遠くの海原へ漕ぎだしても、あの灯台の光さえたどっていけば故郷の島に帰ることが出来る!そんな「芯」とはどのように見つけていけば良いのでしょうか。

良いフォームを探るためのヒント①:いい音、きれいな音を追い求めるのをやめる

いきなりなんだ!という感じですね。笑

演奏のクオリティを上げる上で、いい音を目指す気持ちは欠かせません。

自分の理想とする演奏家のパフォーマンスを見たり聞いたりした後などは特にテンションが上がり

「こんな音を出せるようになりたい!」という気持ちが昂りやすいですね!

ですがフォームの芯を見つけていくためにも

ここで一度いい音を追うことから手を離し「出していて身体が楽な音」を目指してみましょう。

フォーカルジストニアを発症する原因の一つに

現在の自分が持つテクニックとはあまりにかけ離れている技術を身につけようとしすぎたことによるフォームの崩れがあるのだとしたら、良い音を追い求めることは時としてリスクのある行動ともなり得ます。

上手くなりたい!良い演奏家になりたい!という思いはそのままに

まずは末永く演奏活動を続けていくために、身体に負担のかからない状態を意識して探ってみましょう。

良いフォームを探るためのヒント②:ひたすら良い姿勢と悪い姿勢を繰り返す

①を念頭においていただいた次に

自分の中で良いと思う姿勢と悪い姿勢を交互に維持しながら演奏をしてみましょう。

演奏するのは基礎練習(ウォーミングアップとして行っているもの)でも楽曲でも何でも構いません。とにかくあらゆる姿勢、体勢でパフォーマンスを行い①=「身体が楽と思える感覚」に近づけていきます。

身体感覚をそうしたふるい・・・にかけてゆくことで、自分がいまどのような状態で、どのようなポジションを採るべきなのかを自然と判断できるようになります。

良いフォームを探るためのヒント③:「死守せよ。軽やかに手放せ」

僕が好きな言葉のひとつに

『死守せよ。軽やかに手放せ  ”Hold on tightly, let go lightly”』というものがあります。

もとはイギリスの有名な演出家、ピーター・ブルック Peter Stephen Paul Brook (1925-)さんの言葉です。

絶対の真実などどこにもない。時間とともに自分の価値観も変化してゆく。

そのとき、その場所だけの真実もあるだろう・・・うつろう世界では今いる「こちら」も目指すべき「あちら」も変わっていく。

だが君たちは全身全霊でいまいる場所の「真実」を探し続けるしかない。

かまえすぎるな。

真実を死守し、そして軽やかに手放せ。

・・・と、なかなかいっぺんに理解するのは難しそうな感じではありますが

僕はぼんやりとこの言葉を胸にとどめながらリハビリを行ってから、改善の兆しがグッと早まった記憶があります。

ひとつのメソッドにこだわりすぎると、日々変化する身体の調子に頭がついて行けず、フォームを崩してしまうことがあります。

「おっ!」と思えるようなアイデアはなるべく離さないよう意識する一方で、「違うかも」と思ったらパッと手放してしまうくらいの気持ちもまたフォームを探るうえで重要なのではないでしょうか。

最後に

いかがでしたでしょうか。

ちょっと精神面でのアプローチが中心となってしまいましたね。

今後はもう少し身体面でのおはなし-肉体的にどのようなトレーニングを積んでいくとより効率的にフォームが整うのかという事も考えていきたいです。

「このようなトレーニングで症状が改善した」

「自分が思う”フォームの芯”はこんなものです!」

といったご意見、随時募集しております!よかったら色々とお話をお聞かせください。

それでは。

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