発声障害はボイトレで克服できる!自主トレで不調から脱するまで②

こんにちは。ボイスケアサポーターをしています田中眞です。

2020年11月12日の夜、僕を突如襲った声の不調。

1年ぶりほどの不調に一瞬たじろくが、これはむしろ今までの経験を活かすチャンス!

という事で今回は、ボイストレーナーが声の不調から立ち直るまでのレポート第2弾です。

もくじ

①起床→現状確認

  • 11/14 7:30ごろ:起きてからの声の調子を確認
    • 好調時、昨日との比較

入眠に関しては問題なし。昨日に比べて声が中音域でも詰まりにくくなっているようだった。胸鎖乳突筋および甲状軟骨付近の過緊張もだいぶ緩和されている様子。トレーニングの効果がしっかり出てきている。

経験上、このフェーズでは緩和された筋肉を補うために別の筋肉がよく収縮し、いい意味で疲れやすくなる。入浴時にマッサージもあわせて行うことを検討する。

出したい声にはあと一歩届かず。まだ呼気が若干弱い?

鼻詰まりのような声も依然として残っている状態だった。

現時点で気になる点

  • 出だしはかなり解消されたが、ある程度声を伸ばしていると少しつまり気味になる。
  • 鼻が詰まったような声→声がわずかにこもりがち

仕事中の試みと気づいたこと

  • 同日 11:30ごろ:外現場業務開始
    • 業務内容と当日の装備とを照らし合わせ、発声時のポイントを考える。

業務内容:お客様の誘導、案内がメインの接客業務。

装備:マスク、フェイスシールド、インカムあり。

気を付けたこと:飛沫防止という観点からも、あまり大きな声を出したくない。声に頼らずコミュニケーションをとることを意識する。言葉はなるべく短く端的に。代わりに身振り手振りをふやして自分の意思を伝える。

喉周りの筋肉が瞬間的に発火しないよう、話し出す前の腹式呼吸を大げさにゆっくり行う。

インカム使用時にはマイクではなく、目の前に立っている人に話しかけるイメージで使用。

ふとした合間に首の位置をチェックするように努めた。業務終盤になると首が前に出がちだったので、その都度、頸椎と頭蓋骨の位置関係をゆっくりイメージしながらもっとも首に負担がかからないフォームを作り直した。

1,2回聞き返されることはあったもの、お客様やスタッフメンバーから声についてご意見があがることはなかった。自身の身体的、精神的な負担も最小限に抑えられた。

帰宅後のトレーニングとクールダウン

  • 同日19:00ごろ:今日最後の発声訓練、呼気の安定化と第一声の緊張緩和追い込み
    • ウェービングリップロール→発声
    • 舌根ストレッチ(静的)

昨日とまったく同様のトレーニングを行う。

ウェービングはリップロール実声ともに昨日に比べてスムーズに行えた。高音域から中音域に至る下降系で舌根が若干奥まりそうになる。隆起する分には構わないので、喉奥で押し固まらないようにしたい

呼気はだいぶ安定したものの、まだ少し意識配分を多く割く必要がありそう。慎重に反復練習を行うことにする。

仕事中に気づいたが、鼻詰まりのような状態は解消されつつある。トレーニングではなく日常などで実際に声を出すことでより早く改善できるものがあるのかも?

舌のストレッチ中、耳の下あたりが突っ張るように痛むときがあった。関節痛の類ではなく、筋肉痛のような痛みだった。筋肉を伸ばす力と時間を調整し、痛まないように意識。

総評と明日以降の対策

出だしはかなり解消されたが、ある程度声を伸ばしていると少しつまり気味になる。

ゆっくり腹式呼吸を行い、喉周りの筋肉発火を避けることで徐々に持続力が増してきた様子。高音から中音に移行する際はまだ発火が顕著なため、明日以降はこの音域を特に注意する。

鼻が詰まったような声→声がわずかにこもりがち

仕事中に改善が見られた。軟口蓋の挙上運動がスムーズになったと感じられた辺りから改善の兆しが見られたので、いわゆるボイストレーニングだけではなく不調な中でも会話を続けることによって刺激される筋肉があるのかもしれない・・・?

調子度40→60

明日以降は再びデスクワーク中心となる。

座位での作業が主だけど、発声に必要な筋肉はどんどん刺激していけるような工夫を見つけたい。

今回はこの辺で。

また明日以降、ご報告致します。

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