こんにちは。ボイスケアサポーターをしています田中眞です。
2020年11月12日の夜、僕を突如襲った声の不調。
1年ぶりほどの不調に一瞬たじろくが、これはむしろ今までの経験を活かすチャンス!
という事で今回は、ボイストレーナーが声の不調から立ち直るまでのレポート第4弾です。
起床→現状確認
- 11/19 9:00ごろ:起きてからの声の調子を確認
- 好調時、昨日以前との比較
状態は良好。ほぼ思い通りの声を出せるようになっていた。
程よい大きさのボールが口腔内に入っている感覚と、就寝前のマッサージが特に功を奏した感覚がある。
課題を強いてあげるとするならば、そういった意識を保っていないと不安になってしまう部分がまだわずかに残っていたので、成功体験を積んで無意識にも良いポジションで様々な発声を繰り出せるようになりたい。
目立った不調は感じられないため、今日以降は声の調子を維持することを目標にする。
現時点で気になる点
- 発声する瞬間、フォームが整っていないか僅かに不安になる。→いかに無意識のうちで良いフォームを維持できるか
日中の試みと気づいたこと
- 同日 10:00ごろ:休日を過ごす中で気をつけることを決める
- 座位での作業中には呼気の圧力を確認
- 筋トレはじっくりゆっくり
- 声を出すときはなるべく「無意識に」
本日は休みのため、在宅時に気をつけることをあらかじめ決めておく。
このルールはあくまで心構え程度のものとし、たとえ守れなくても焦らない気持ちを持つ。重要なのはルールを守ることではなく、あくまで声の調子を観察すること。
在宅時はリラックスできる環境であるためか、座位での姿勢が崩れやすくなるようだった。特に頬杖は気づくとやってしまい、気づく→姿勢を直す→頬杖→気づく の繰り返しが多かった。
筋トレはいつもより時間をかけ、ゆっくりと身体全体に刺激を与えるように行った。筋力アップというより、知覚認識力をあげる狙い。また行っている最中、呼吸を止めないよう意識した。(具体的な理由はないが、なんとなく)
そして声を出すときは、これらのことを全く気にせず無意識に発声するよう心がけた。
姿勢にしても呼吸の圧力にしても、そういったものはあくまで沈黙時に意識して行っていたことである。
声を出すときは出来る限り自然体に・・・「出したい声をイメージし、出したいように」をモットーに過ごしてみた。
- 同日17:00ごろ:今日最後の発声訓練、呼気の安定化と首周りの脱力
- ウェービングリップロール→発声
- 古典イタリア歌曲→短いオペラ・アリア
- 昨日に引き続き、入浴時に軽くマッサージ
ここ数日と同様、ウォーミングアップとしてリップロールと実声でのスケール練習を挟んだのち、クラシック歌唱を短時間行った(併せて1時間程度)。発声はかなりスムーズ。
「声を出すときは無意識に」という日中のイメージも活きている実感アリ。
歌唱は息の流れをつかみやすいイタリア語の歌を選択。絶好調時のようには歌えなかったが、声の詰まりや裏返りは一度も起こらなかった。歌唱後の不自然な疲れもなし。
「絶好調時のように歌えない」と感じた理由を考える。
・たまーに吸気と呼気のバランスが整っていない(吐くときの筋緊張が喉周り優位)
・母音、子音によって口腔内のポジションが変わる(日常生活には支障なし)
総評
・発声する瞬間、フォームが整っていないか僅かに不安になる。→以下に無意識のうちで良いフォームを維持できるか
日常会話に関しては好調時と何ら変わりなく出せるようになった。
「黙っている時は身体感覚に細かく注目し、発声している時は好きなようにする」という、考えかたのメリハリをつけることによって、今何に集中すべきなのかを整理して取り組めるようになった。
歌唱時に感じた違和感はこの数日に行ってきたトレーニングを引き続き行い、実際に声を出すときは無意識に歌うというイメージを繰り返すことで改善できると予想。
調子75→95(歌唱時の不安が取り除き切れていないため、100未満)
11/12からはじまった声の不調だが、この日(11/19)をもって日常会話においては声の出しづらさを気にすることのないレベルで発声できるようになったため、不調から脱したと判断したい。
残るは歌っている時の僅かな不安感のみであるが、こちらも焦らずじっくり消化して良ければよいと思う。
最後に
全4回にわたってお送りした「ボイストレーナーが声の不調から立ち直るまで」の記録は今回で終了となります。
普段記事にしているような内容とは違い、自分で自分の声を振り返るためのノートのような感覚で書きなぐっていったため
少し分かりづらい表現もあったことと思いますが💦発声障害に悩む方々の何かの参考になればとてもうれしいです。
それでは。
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