発声障害の克服にボイストレーニングをお考えの方に

発声障害の克服にボイストレーニングをお考えの方に

こんにちは。ボイスケアサポーターをしています田中眞です。

今回はボイストレーニングで発声障害を克服することを考えている方に向けて

僕が行っているボイストレーニングの概要と、ボイトレの持つ強みと弱みを書いてみました。

すでにボイトレを受けている方にも、何かの参考になればうれしいです。

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もくじ

発声障害のボイトレってどんなもの?(僕の場合)

➀お客様の症状やお悩みを伺ったうえで理想の発声フォームを見つけるための提案やアドバイス

➁見つけたフォームを定着させるためのきっかけを作る

細かなところは異なりますが、概要だけお伝えすると↑のようになります。

実際に声を出していくことも勿論ですが、それ以上に僕はお客様の話を聴く時間を大切にしています。

通常のボイストレーニングのイメージと異なり、発声障害向けのボイトレは

声を出す、ということが不安で仕方がない。というところからスタートする場合が多いです。

お客様ひとりひとりが抱えていらっしゃる発声に対する恐怖心や疑問点を紐解いていくためには、

とにかくお客様のお話をよく聴いたうえでアドバイスを選出する必要があるのです。

「何が何だか分からない。どうして声が出てくれないのか。」

という段階から、声が出なくなる原因となる要素をなるべく具体的にできるよう

丁寧に探っていきながら理想の声を地道に作り上げていきます。

ボイストレーニングの強みと弱み

それでは次に、ボイトレの強みと弱みをそれぞれ挙げてみたいと思います。

発声障害を克服するための方法としてボイストレーニングを選択した場合、どのようなメリットやデメリットがあるといえるのでしょうか。

強み①:長期的に安定した声を手に入れられる

ボイトレは何といっても「自分の力」で理想の声を作り上げていけるという強みがあります。

コツコツと続けることで症状が再発することのない、長期的に安定した声を手に入れることが出来るでしょう。

強み②:不調でも冷静に対処できるようになる

ボイトレによって身体の知覚認識力を高めることで、

「あ、今こんな身体の使い方をしているからこんな声になるんだな。」

と意識できるようになります。

この意識は主に不調時に役立つようになり、思うように声が出なくても冷静に対処できるようになります。

強み③:リスクが少ない

1回で得られる成果が少ない分、リスクも少なく抑えられます。

薬物を投与するわけでもないので副作用もないといってよいです。

自分には合わない、どうしてもモチベーションが上がらない等の理由があるなら無理をして続ける必要もなく

継続や停止が気軽に行えることもメリットといって差し支えないと思います。

弱み①:時間がかかる

ボイトレの要はとにかくコツコツ積み重ねていくこと。

しかしやった分だけ成果が表れるものでもないため、とにかく根気が必要になります。

発声障害に悩む方は少なからず「今すぐ何とかしてほしい!」という思いを抱えています。

しかしその点、ボイトレは時間がかかるためモチベーションが維持できないと継続していくことが難しくなってしまいます。

弱み②:抽象的な感覚と向き合わなければならない

「おなかから息を吸うように」「響きの点を眉間に集めて」など、

ボイトレではすごく抽象的な表現を用いることがあります。

声という目に見えないものを言葉で説明するには、時としてどうしても感覚的な指導にならざるを得ないわけです。

そんな抽象的な表現を自分の身体にどうインプットしていくかは大きな課題となります。
(ぶっちゃけ、これはトレーナー側の技量によるところが大きいと思います・・・;)

弱み③:相性の問題がある

トレーナーであったり内容であったり

なにが、というのは様々ですが、ボイトレは他の治療法と比べても相性による差が出やすいと思います。

上述した「弱み①」で効果が出るには時間がかかると述べましたが、

なかなか良くならない原因は積み重ねが足りないからなのか、相性が自分に合っていないのかをご自身で判断する必要が出てきてしまいます。

まとめ

強みと弱みをふまえた上で、以下の特徴に当てはまる方は

ボイストレーニングをおすすめしたいと思います。

  • 時間がかかってもいいから声のことで悩まされる状態を無くしたい方
  • 身体の感覚をイメージするのが得意、あるいは身につけたい方
  • 第三者と相談しながら自分の理想の声を見つけたい方

最後に

いかがでしたでしょうか。

モチベーションを保つこと、自分の心と体と相談しながら理想の声を思い描くことがボイトレの効果をより高めてくれます。

教わる身として僕もそれを意識し続けたいし、教える身としてそれを意識してもらえるよう全力でサポートしていきたいですね!

それでは。

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